山旅日記〜日本百名山を巡る旅


荒川岳(あらかわだけ)、悪沢岳(わるさわだけ)  〜南アルプス深南部縦走@〜

登山日程 2010年8月14日(土)〜15日(日)雨→曇り時々晴れ一時雨  南アルプス深南部縦走
登山口 椹島→千枚小屋→荒川岳(東岳)(登り8時間29分、休憩含)
下山口 荒川岳(東岳、中岳、前岳)→荒川小屋(下り2時間22分、休憩含)
標高差 2041m
宿泊先 椹島ロッジ
アクセス 静岡駅→(静鉄ジャストライン南アルプス登山線)→畑薙第一ダム
→(東海フォレスト送迎バス)→椹島ロッジ
備考

2010年の夏休みは、南アルプス深南部を巡る山旅を計画
実質5日間で、荒川、赤石、聖、光を踏破します。

山行記録

パサールカードがお得 北口BT 6番乗り場 登山届用紙 筆記具貸出有
【2010.8.14】
この日は移動日 曇り
自宅を早朝出て、電車を乗り継ぎJR静岡駅に到着
静鉄バス案内所でパサールカードを購入

9:50 定刻通り静鉄ジャストライン南アルプス登山線は静岡駅を出発
ツーマンカーです。
ほぼ全員が登山客。

バスが走り出してまもなく、
登山届が配られ、それとは別に下山予定日を聞かれます。バスの手配の都合でしょうか?

横沢 トイレ休憩 東海フォレスト無料駐車場 東海フォレスト送迎バス発着所

約3時間の行程中2回トイレ休憩有 1回目の横沢は水洗トイレ
2回目は井川駅の簡易トイレ
この日2台目は回送扱い。

東海フォレスト送迎バス発着所で下車。登山届を井川山岳会の方に提出。
広い駐車場に三基の簡易トイレ

時折雨粒が落ちてくる。
繁忙期は過ぎているが、雨が降ると送迎バスが早く来てくれること もあるとか。

マウンテン・リゾート施設利用券 椹島ロッヂ 受付 個室

14:00頃 予告通り少し早目に送迎バスに乗車。
乗車時に宿泊先と食事の有無を伝えて3,000円/人支払う。

雨が本格的に降り出す中約1時間で椹島ロッヂ到着
立派な施設
建物の見取り図や利用方法などはホワイトボードに明示

宿泊代にプラス2,000円で個室利用可。
一部屋4〜5人くらいの広さ占有♪

椹 登山基地 椹島 椹島ロッヂの夕食

宿泊棟の前には土産物と喫茶の
『椹』 ログハウス風のいい感じの喫茶ルーム19時まで営業
夕食後、まったりコーヒータイム過ごしました♪

明日の登山口を偵察
小雨が降ったりやんだり。
標高 1,100m

17時 夕食
ご飯とお吸い物はセルフ
連泊の方は、別メニューだそうです。ちなみに白い帽子をかぶったシェフのお料理!

椹島ランチパック 登山開始 登山道

夕食後、食堂で明日の朝食を受け取る。名づけて「椹島ランチパック」
甘い菓子パン2個、ジュース、ゼリー、飴玉2個
【2010.8.15】
3:00起床 小雨
なんと、部屋の電気が点きます。消灯といっても電源が落ちるわけではないらしい。部屋でランチパック。甘いものばかりが辛い。

4:00 暗闇の中、レインウェアを着て、ヘッドライトを頼りに出発!
すぐに雨が降っていないことに気づく。本当に真っ暗で怖いくらい。イントレの橋や吊橋を渡り進む。

清水平 水場 見晴台 見晴台の上

7:05−22 清水平
ここまでがアップダウンも多く、ほぼコースタイム通りで長く感じた。下山者何組かとすれ違う。

8:01 見晴台
登山道を少し上がった場所が広く
作業用林道に通じている。林道脇に携帯トイレブースがある。

見晴台に上がると、少し雲が切れている。
何が8.5kmなんだろう・・・?

長く続く登り 駒鳥池 作業管理道路分岐

見晴台からは、3時間のコースタイムのダラダラ登り
登山道は広く歩き易い。

9:04 駒鳥池
思ったよりも早いペースらしい

管理道路へ通じる道への分岐
関係者はこの近くまで車で上がることも出来るということ。

千枚小屋まで15分 トリカブト 千枚仮設小屋

小屋まであと15分の手書きの看板
元気が出ます!

9:40 千枚仮設小屋 曇り
辺り一面お花畑。

昨年の焼失により仮設営業中
受付、食堂はプレハブです。l

満開の花畑 千枚岳に向かう道 森林限界

千枚小屋からはお花畑の中を登る。

しばらく登ると今度は気持ちのよい低木中歩き

森林限界
大雪山系のような景色に。

千枚岳山頂 ナデシコ マツムシソウとミツバチ

11:01 千枚岳 標高2,880m
辺りは真っ白。

山頂付近もお花畑は続く

千枚岳〜荒川岳までは
マツムシソウの大群生

???シオガマ 花のコラボ 千枚岳からの尾根歩き

ヨツバシオガマ?
タカネシオガマ?

マツムシソウとタカネビランジ

千枚岳を後にして。
花とガレ場の尾根歩き

ほぼ垂直 丸山への道 チシマギキョウ?

崖下り?
大きなザックが引っかかるので降りにくい。

トムラウシ山を思わせる丸山への尾根歩き
観察員の方も虫網を持って歩いています。

チシマギキョウだろうか
ここも花畑

丸山 ガレ場 祝!84座

11:54 丸山 標高2,032m
辺り一面真っ白 雲の中 風強し
人がいない

丸山からしばらく歩くと大岩のゴロゴロするガレ場へ。
山頂はここからまもなく

12:29 荒川東岳 標高3,141m
(荒川三山最高峰)
雑誌の取材登山の山ガールとカメラマンが反対からやってくる。
来年のJOYかな?

東岳から下る 西側もガレ場 中岳避難小屋

13:00下山開始 
東岳の西側は風が強い。

ガレ場をグッと下って、中岳までは登り返す。

13:52 中岳の手前に中岳避難小屋
トイレは外にあり。

荒川中岳山頂 荒川前岳 荒川小屋

14:01 荒川中岳 標高3,083m
避難小屋から5分で中岳山頂
14:10 分岐
前岳に向かう途中雨に降られる

14:19 荒川前岳 標高3,068m
看板の手前にはロープが張られている。看板の支柱の後方は崖に張り出す崩壊地

14:29 分岐まで戻ってくる
15:22 荒川小屋 標高2,605m
霧の中、ようやく到着

荒川小屋2階 夕食 早っ! あじの塩焼き 朝食

2階の隅を案内される。
このとき、2階にはまだ誰もいなかったので、急いで着替える。

16:15 夕食 
荒川小屋名物カレーとカレイの煮付け
【2010.8.16】
3:30 起床
4:20 朝食 あじの塩焼き!
荒川小屋は夕食朝食ともに4:30が定時で、仕度が出来次第

富士と朝焼け トイレと登山道 トイレ前から撮影

荒川小屋前からの朝焼け
言うまでもなく、富士山

荒川小屋のトイレは外のみ。
雨降りのときは大変だと思う。l
簡易水洗。赤石岳に続く登山道はトイレの前から続く。

雲に隠れていた荒川岳が姿を見せつつある。
左側の建物は冬季小屋。
(位置関係は次ページ参照)


縦走二日目 赤石岳へ



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